- 2021-01-30 (土) 10:37
- 表具用語のご説明
扁額(へんがく)は、門戸や室内などに掲げる横に長い額。横額( よこがく)の事。
また、建物の内外や門・鳥居などの高い位置に掲出される額(がく)、看板であり、書かれている文字はその建物や寺社名であることが多いが、建物にかける創立者の思いなどを記すことがある。
扁額は神社、寺院、城門、茶室などの伝統建築のみでなく、学校、体育館、トンネルなどの近代建築においても掲げられる。
特に神社に掲げられている額を「神額」、寺社に掲げられている額を「寺額」という。
扁額の文字は著名人が揮毫することがあり、扁額そのものが書跡としての文化財の扱いを受けることがある。
扁額は奉納したものが掲げられることがあり、特に区別して奉納額ということもある。