- 2014-04-07 (月) 12:00
- 表具用語のご説明
西国三十三ヶ所とは近畿2府4県と岐阜県に点在する三十三箇所の観音信仰の霊場の総称です。
これらの霊場を札所とした巡礼は日本で最も歴史がある巡礼行であり、現在も多くの参拝者が訪れています。
霊場は一般的に「札所」といい、かつての巡礼者が本尊である観音菩薩との結縁を願って、
氏名や生国を記した木製や銅製の札を寺院の堂に打ち付けていたことに由来します。
札所では参拝の後、写経とお布施として納経料を納め、掛軸のマクリや納経帳に宝印の印影を授かります。
その後、表具店で掛軸のマクリは掛軸に仕立てます。また納経帳も屏風などに仕立てたりもします。