- 2015-05-21 (木) 10:54
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衝立とは飛鳥時代に中国から日本に伝えれた物で有り、その当時の屏風は
衝立の形態であったと言われる。
居住空間を二分する時に使用し、移動させれば元の一つの空間に戻す事が出来る。
一時的に空間を分ける手段として、座敷などに用いられた。
また、台所・玄関・通り庭・玄関口などに用い、訪問者の視線を奥の室内に直接届くことを
遮る意味が有る。
また、訪問者には衝立が調度品で有る事で、おもてなしとしての意味も有る。
屏風は、美術品として一つの分野を築いているが、衝立も美術的な表現の場として
一分野を形成している。
また、絵画や縁の漆仕上げ等の平面的表現に加えて彫刻を大いに含む。
衝立の彫刻は板面に浮き彫りで表されることもあれば、台脚より上部の全てが本体である場合も有る。